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トライデント企業連携授業発表会(2019年1月23日)

平成31年1月23日、名古屋のトライデントコンピュータ専門学校の学生さんたちによるwebアプリ作成の最終発表会が開催されました。職業実践専門課程における産学連携の授業の一環として毎年恒例となったこの取り組み、今年度は19チーム約70人もの学生さんが参加し、何ヵ月にも亘って、地域課題を解決するアプリづくりに挑まれました。

地域課題の解決につながるアプリの設計、実装、展開までをチームで経験するなかで、ユーザーの立場に立って考える力や、最後までやり遂げる力を身につけることを目的としたこの取り組み。最終発表会とあって、どのチームからもどことなく安堵の表情が伺えましたが、それ以上に、誇らしげに開発したアプリをプレゼンされている姿が印象的でした。

嬉しいことに、今回も豊橋・東三河に因んだ開発テーマに取り組んでくださったチームがいくつかありましたが、どのチームのアプリもユニークで完成度が高く、多くのユーザーに今すぐにでも使ってもらいたい!と、心がくすぐられるサービスが沢山ありました。また、どの開発者も課題を的確に捉えており、「何のために」ということをきちんと説明されていたのと、見た目にこだわっていた点も非常に優れているな、と感じました。

(豊橋・東三河に因んだ開発テーマ一覧)
・ロケどこマップ
・リサイクルBOXマップ
・豊橋地元愛マップ
・でかけ太郎(路面電車やコミュニティバスが近くの駅にいるか確認できるスマートスピーカーのスキル)
・豊橋市安心・安全マップ
・いつ手筒マップ
・赤ちゃんの駅お探しマップ

審査員による厳正な審査が行われ、栄えある一位となったのは「でかけ太郎」のチーム。スマートスピーカーのスキルを活用したタイムリーなサービスで、アレクサに問いかけると、「現在お近くの駅に、X行きの車両が、約X分後に到着予定です」と答えてくれたり、面白い点としては、雨予報の日には「傘を持っていきましょう」と、アドバイスをしてくれる点が特徴的です。これでずぶ濡れになって心が折れる心配もなくなります。
実用化にはまだハードルがありますが、いつか路面電車やコミュニティバスの駅に設置されると便利だろうし、お年寄りなどが利用できると嬉しいだろうな、とオープンデータを活用した地域課題解決の好事例になることが期待されます。

また、いくつかのチームが利用促進のための4コママンガまで作ってくれていた点も、サービスを具体的に、わかりやすく伝える粋な計らいで、学生さんたちの心遣いに感激いたしました。
このように、当カタログサイトの掲載情報が他の地域でも活用され、豊橋・東三河に因んだサービスがじゃんじゃん開発され、発信されていくことに、大いに期待が膨らみます!