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のんほいパークでのマッピングパーティ「地図ものフレンズ」(2019/1/12)

2019年1月12日(土)にのんほいパークでオープンストリートマップ(OSM)のマッピングパーティ「地図ものフレンズ」が開催されました。

マッピングパーティとは、オープンストリートマップ上に地図情報を集めるイベントです。
オープンストリートマップとは、フリーの地理データを作成するイベントで、誰もが自由に利用・編集・参加できることが最大の特徴。 多くの人が参加すればするほど、既存のマップにはない密度の濃い世界地図を作ることができます!

今回の「地図ものフレンズ」は豊橋総合動物植物公園(のんほいパーク)で開催され、総勢27名もの参加者が園内を探索して写真や位置情報を収集しました。

「動物園チーム(A班)」・「植物園・遊園地チーム(B班)」・「全体をカメラで回るチーム(C班)」のチームに分かれ、それぞれ毎で園内を歩き回りました。
まずA班とB班はそれぞれJOSM(Java OpenStreetMap Editor)担当、ポイポイ担当に分かれます。
JOSMはOpenStreetMapのデータベースを編集できる高機能なエディタで、ポイポイはスマホで撮影した写真を位置情報やコメントなどをの情報をデータセットとして集めるツールです。
C班はカメラを掲げたまま園内を周回することでパーク全体の写真や位置情報を保存し、Mapillaryにデータをアップロードする係です。
MapillaryはGoogle Mapのストリートビューのようなもので、それを世界中のみんなでデータを集めようとしているプロジェクトです。

各自担当を振り分けたらスマートフォンで写真を撮ったり、手持ちの地図上に書き込んだりというフィールドワークを行います。

動物、植物などの写真だけでなく、園内の共有施設や売店、自動販売機、などあると便利な様々な位置データを収集。初心者から熟練者まで幅広い参加者が募り、約2時間かけてエリアごとに練り歩いた各チームはそれぞれ自分のデータをチーム内で共有して自分が何のデータをオープンストリートマップへ登録するかを話し合い、作業を行いました。

まずはJOSM班の成果です。イベントが始まる前の、元のオープンストリートマップが以下の画像です。

そしてイベント終了後のオープンストリートマップがこちら。

イベントが始まる前にプロのマッパーの方が事前写経をしてくださったこともあり、かなり情報が濃密なオープンストリートマップになりました。園内のプロットが大量に増えています。

マップをダウンロードしてより詳細に確認してみると、黄色のノードが道だけでなくベンチや木々などの植物、自動販売機まで詳細な位置情報のデータが追加されていることがわかります。

次にポイポイ班の成果です。園内で撮った写真や各自のユニークなコメントが数多くアップロードされました。

最後にMapillary班の成果です。園内をくまなく歩き回った様子が伺えます。

拡大して確認してみると、定期的にカメラで撮られた写真が全てアップロードされ、道なりにそった写真が確認できます。

成果の報告後に、参加者全員による記念撮影でイベントは無事終了しました。

そして、本イベントでポイポイ班が集めた動物園、植物園、遊園地のスポット情報のCSVデータ、写真データは、Open Data HIGASHi-MIKAWAで公開されました!

・地図ものフレンズ のんほいマップ
https://opendatatoyohashi.jp/node/1704

このデータはのんほいパークの園内マップや園内を案内するガイドアプリなど、様々な活用がされることが期待されます。
興味のある方はぜひデータをご覧頂ければと思います。

Open Data HIGASHI-MIKAWAでは、そのほかにも地域に関するイベントやお祭りに関するデータなどもありますので、ぜひ皆様もオープンデータを活用してみてください。