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豊橋・田原で3日間連続で繰り広げられた怒涛のウィキペディア編集祭り(ウィキペディアタウン)!

2023年8月4日~8月6日の3日間にかけて、3つの専門性をもったテーマを軸に怒涛のウィキペディアの編集祭り(ウィキペディアタウン)が豊橋市・田原市で開催されました!

内容も異なる3つのお題を出すのは以下3つの主催者!

    1. 豊橋市議の古池ももさん × 海獺(らっこ)さん
      【2023年8月4日】「Wikipedia編集で考える、ジェンダーバイアス ~WikiGap in Toyohashi~」
      https://daihou-mizunoue.com/event/wikigap/
      誰でも自由に編集できるオンライン百科事典「Wikipedia」には、男性に比べて女性の人物記事が少ないという傾向があります。そこで、「WikiGap」というジェンダー平等を考えることを目的に、そんな女性たちの記事を執筆、編集するイベントとして開催されました。
    1. 田原市図書館の是住 久美子さん × 海獺(らっこ)さん
      【2023年8月5日】「ウィキペディアタウン in 田原 @田原市博物館」
      https://www2.city.tahara.aichi.jp/section/library/info/2308wikitahara.html
      「現在の田原市福江町出身の挿絵画家宮川春汀など、田原にゆかりのある人物の情報を調べてウィキペディアで世界に発信してみよう!」というテーマで、「田原市博物館」、「宮川春汀」、「白井烟嵓」の3つの記事をターゲットに開催されました。
    1. 移住者人材バンク代表理事の村井真子さん × 海獺(らっこ)さん
      【2023年8月6日】「自分のまちのことを知ろう~親子で学ぶ情報リテラシー」@まちなか図書館
      https://www2.library.toyohashi.aichi.jp/eventUser/main/view/1234
      親子を対象に情報リテラシーを学びつつ、ウィキペディアの編集を通して自分のまちのことを知ろうというテーマで開催されました。

そして、これらの3つのテーマに対抗しうる講師はなんとお一人!
ウィキペディアンとして有名な海獺(らっこ)さんです!

海獺(らっこ)さんは元Wikipedia日本語版管理者であり、大学などの教育機関での講義、図書館や行政などでの研修にも多く携わりながら、精力的にウィキペディアンとしても活動されている方です。

これら内容も異なる3つのテーマを、しかも3日間連続でやりこなすとは、、おそろしく柔軟な対応力です。

さて、「ウィキペディアタウン」とは何ぞや?と知らない方のために簡単にご紹介すると、「ウィキペディアタウン」は地域の人物、文化財や観光名所などの情報をインターネット上の百科事典「ウィキペディア」に掲載・発信するイベントです。
地元の町に関する情報をウィキペディアに掲載・発信することで、観光などで地元に訪れる人に対してより町を知ってもらうことに繋がり、さらに、書き手自身も記事を書くことで、地元のことをより深く知ることはもちろん、今まで知らなかった新たな発見をすることもある、とても意義のある活動です!

では、海獺(らっこ)さんをお迎えし、3日間連続で繰り広げられた怒涛のウィキペディア編集祭り(ウィキペディアタウン)をそれぞれ簡単にご紹介します。

■【2023年8月4日】「Wikipedia編集で考える、ジェンダーバイアス ~WikiGap in Toyohashi~」

豊橋駅近くの水路の上に立つ世にも珍しい商店街ビルの一群、通称「水上ビル」にある「みずのうえ文化センター」にて8月4日(金)18:30より開催されました。

イベントタイトルにもある「WikiGap」というのは、女性のコンテンツをウィキペディアに追加するイベントで、女性の記事を増やすことでジェンダー平等を考えることを目的にしています。
ウィキペディア 日本語版にまだ記事が作成されていない女性の一覧が以下ページにまとめられていますが、まだまだ数多くあるようです。

今回のイベントの目的は「豊橋の発展に貢献してきた歴史上の人物や現在進行形で活躍している女性に関するWikipediaの編集を通じて、ジェンダーギャップについて考える」です。

15名の方が編集に参加され、イベントの成果として豊橋にゆかりのある以下女性7名に関する記事が充実しました。

<新規記事>
<加筆記事>

イベントの講師をされた海獺(らっこ)さんも本イベントの記事を公開されておりますので、ぜひご覧ください。

  • 【ウィキペディア】2023/8/4 「Wikipedia編集で考える、ジェンダーバイアス 〜WikiGap in Toyohashi〜」@みずのうえ文化センター
    https://note.com/racco_wp/n/n111ae2027576

■【2023年8月5日】ウィキペディアタウン in 田原 @田原市博物館

愛知県田原市の渡辺崋山をはじめとした文化財を広く展示公開されている「田原市博物館」にて2023年8月5日 13:30より開催されました。

「現在の田原市福江町出身の挿絵画家宮川春汀など、田原にゆかりのある人物の情報を調べてウィキペディアで世界に発信してみよう!」というテーマで、田原市博物館の企画展示「生誕150年宮川春汀」と「田原市博物館30年のあゆみ」を見学しつつ、ミニレクチャーを受け、資料を元にウィキペディアを編集するというイベントです。

普段は図書館で開かれることが多いウィキペディアタウンですが、今回は博物館での開催ということで実際の絵画などがその場で見れるという臨場感もありました。

編集には15名の方が参加され、成果として以下の記事が作成・更新されました。

<新規記事>
<加筆記事>

イベントの講師をされた海獺(らっこ)さんも本イベントの記事を公開されておりますので、ぜひご覧ください。

■【2023年8月6日】「自分のまちのことを知ろう~親子で学ぶ情報リテラシー」@まちなか図書館

愛知県豊橋市駅前の複合施設である「emCAMPUS(エムキャンパス)」内の2階、3階にある「豊橋市まちなか図書館」にて2023年8月6日 13:30より開催されました。
親子で一緒に図書資料を元にしながら豊橋エリアのことを調べて発信するだけでなく、発信の際の注意点などの情報リテラシーについても学べるイベントでした。

イベントには8組16名の方が参加され、ウィキペディアの以下の記事に対して、出典情報が追記されました。

イベントの企画者である移住者人材バンクの村井さん、講師をされた海獺(らっこ)さんも本イベントの記事を公開されておりますので、ぜひご覧ください。

■まとめ

怒涛の3日間連続でのウィキペディア編集祭り(ウィキペディアタウン)でしたが、それぞれテーマがはっきりしているため、とても意義のあるイベントになったかと思います。

ウィキペディアは誰でも自由に編集できるオンライン百科事典として有名ですが、ライセンスとしてはクリエイティブ・コモンズのCC-BY-SAライセンスを採用されており、オープンデータの一つでもあります。

オープンデータを0から作るとなると少しハードルが高いかもしれませんが、そんなオープンデータを気軽に作成できるイベントである「ウィキペディアタウン」に皆さんもぜひ参加してみませんか?

今後もオープンデータ東三河ではウィキペディアタウンの活動に注目するとともに、活用事例の記事としてもご紹介していきたいと思います。