東愛知新聞の田原市に関する記事の見出しデータが田原市に関する分析に活用されました！

本サイトにて公開されている、地元紙である東愛知新聞に掲載された田原市に関連する記事見出しのオープンデータが田原市に関する分析にご活用頂きました。

・東愛知新聞_田原市関連記事見出しデータ
https://opendata-east-mikawa.jp/node/1965

こちらのデータは、田原市図書館で毎朝、各紙をチェックし、田原市に関連する記事がある場合はクリッピング作業を行い、見出しデータの入力を行っているものを東愛知新聞社からの許諾を得て、公開頂いたものとなります。
以下のスライドで紹介されていますので、ご覧ください。

東愛知新聞に掲載された田原市関連記事見出しデータの紹介 from Kumiko Korezumi

なんと1963年2月11日～1968年6月30日、2001年4月1日～2022年2月24日までの東愛知新聞に掲載された田原市に関連する記事見出し22,756件がまとめられています！

今回、株式会社ウェブインパクトの辻大地さんが田原市図書館さんと協力して、田原市に関する情報が詰まったこのデータをワードクラウド化することで、1963～1968年と2001～2022年で比較し、田原市では時代背景に応じてどんなことがよく話題になっているかを分析されました。

ワードクラウドとは、頻出語を頻度に比例する大きさで雲のように並べて視覚化したものです。

百聞は一見に如かず、実際に見てもらった方が分かりやすいかと思いますので、ワードクラウド化したものを掲載します。

以下のURLからもご確認頂けます。
https://dev2z.com/higashiaichi/

日本がまさに高度経済成長期であった1963～1968年とITバブル崩壊による不況からスタートした2001～2022年で比較してみて、それぞれ気になった単語をピックアップしてみます。

1963～1968年

1949年に大規模な国営の農業水利事業として開始され、1968年に豊川用水が完成しました。
その期待もあって、見出しとしても頻出したものと思われます。

今でこそ、遠出をする際には車でいくことが多いですが、この当時はフェリーもよく活用されているように見受けられます。

その他にも「起工式」、「避雷針」、「自衛隊」といった単語が登場しているのも特徴的ですね。

もともと田原は「田原町」・「赤羽根町」・「渥美町」による3町でしたが、平成の大合併により、2003年に赤羽根町、2005年に渥美町が田原町へ編入合併する形で「田原市」が誕生しました。
その背景もあって、「町議会」が「市議会」になっているのも時代の変化を感じますね。

2020年から流行し始めた「新型コロナウイルス感染症（COVID-19）」は社会変革を余儀なくされるほどの大きな問題となったため、直近の出来事とはいえ、やはり記事でもよく登場していますね。

田原市は観光事業に特に力を入れていることからこれらの単語が上がってきているものと思われます。

今回、ワードクラウドにまとめるにあたって、以下の手順で作成されました。

全国紙は自社記事を有料で検索できるデータベースを提供していますが、地方紙はそのようなデータベースが無いことも多く、過去記事を検索することは困難です。
しかし、地方紙は地域の身近なニュースを長年にわたり取り上げ、記事にしていて、地域のことを知るためには欠かせない有効なメディアです。

田原市図書館では、各紙に掲載された田原市に関する記事の目次情報等を収集し、田原市図書館ホームページ上で田原市新聞記事見出しデータベースとして公開されています。

以下の活用事例の記事では、田原市図書館のオープンデータへの取り組みに関してまとめられていますので、ぜひこちらもご覧頂ければと思います。

・田原市図書館デジタルアーカイブのオープンデータとしての公開
https://opendata-east-mikawa.jp/node/1995

今回はオープンデータ東三河で公開された「東愛知新聞田原市関連記事見出しデータ」をワードクラウド化し、1963～1968年と2001～2022年で比較し、田原市では時代背景に応じてどういった単語がよく話題にあがっているかを可視化・分析頂きました。

分析に使用した「東愛知新聞田原市関連記事見出しデータ」は本サイトの以下URLよりダウンロード頂けます。

・東愛知新聞_田原市関連記事見出しデータ
https://opendata-east-mikawa.jp/node/1965

皆さんもぜひオープンデータ東三河のデータを分析や可視化などに活用してみてください。