豊橋まつりを快適に楽しめるマップアプリ「豊橋まつりマップ'24 」の開発(株式会社マップクエスト)

株式会社マップクエスト(愛知県豊橋市)にて開発されたマップアプリ「豊橋まつりマップ'24」において、本サイト「Open Data HIGASHI-MIKAWA(東三河オープンデータ)」で公開されているオープンデータが活用されました。
豊橋まつりマップ'24とは?
「豊橋まつりマップ'24」は、令和6年10月19日・20日に開催された「ええじゃないか豊橋まつり」を快適に楽しんでいただくためのスマートフォン向けアプリケーションです。会場情報、トイレ、ゴミ箱、駐輪場などの位置情報を提供し、Googleマップとの連携により目的地への道案内も可能です。
・アプリ紹介サイト:https://sites.google.com/mapquest.co.jp/toyohashimatsuri/
・ブログ記事(簡単な使用方法解説):https://note.com/dsmap/n/n8e4bbd96dce8
シビックテックを中心としたコミュニティとのコラボレーション
本アプリの開発にあたって、豊橋まつり振興会やCode for MIKAWAをはじめとするシビックテックを中心とした地域コミュニティとの連携が行われました。このような地域主体のコラボレーションは、単なる情報提供にとどまらず住民目線のニーズに合った、実用性と親しみやすさを兼ね備えたアプリの実現につながりました。地域の人々が関わることで、より細やかな配慮や地元ならではの視点を反映することができた点も大きな特徴です。
コラボレーションによって生まれた成果
従来、イベント情報は紙のガイドブックとして提供されていましたが、本取り組みにより情報がデジタル化されスマートフォンで誰でも手軽にアクセス可能となりました。さらに、地図上に関連情報をまとめたり、逆に意図的に情報を分散させて視認性を高めるといったデザイン上の工夫も施されており、ユーザビリティの向上にもつながっています。
特に、AED(345件)や赤ちゃんの駅(220件)といった施設情報は、「東三河オープンデータ」に掲載されている生データから、開催日程に適した有効なデータをピックアップして掲載しました。こうした工夫により、ユーザーが必要な情報にすばやくアクセスできる設計は、オープンデータ活用の一つの実践的なモデルとも言えます。
これらの取り組みは、地域文化の保存や情報の共有を促進するだけでなく参加者の満足度や利便性の向上にも大きく貢献しています。豊橋まつり振興会の担当者からは、「今回の取り組みを通じて、地域イベントのデジタル化が持つ可能性や効果を強く実感できた」という前向きなコメントも寄せられました。
ノーコードツール「どすごいマップ」の活用
アプリの構築には、「どすごいマップ」というノーコードツールを活用しました。本ツールは、プログラミングの知識がなくても誰でも簡単に地図アプリを作成・共有できるという特徴を持ち、今回のような地域イベントのデジタル化において大きな力を発揮します。
「どすごいマップ」のようなツールの登場により、技術的なスキルがなくても誰もが主体的に地域の情報を発信し、イベントを支える存在になれる時代が到来しています。今後もこうした仕組みを活用することで、地域に根ざした情報発信やイベントの価値向上がますます期待されます。
「どすごいマップ」のオープンデータ活用事例は、こちらをご覧ください。
・オープンデータを生産性や品質の向上に活用(株式会社マップクエスト)
・オープンデータを活用したマップアプリの開発(株式会社マップクエスト)
動画で「豊橋まつりマップ」を体験!
以下動画では、豊橋まつりガイドブックから豊橋まつりマップをスマートフォンで起動するまでをご体験いただけます。
(Youtube : https://www.youtube.com/watch?v=WTviP2wu6K0 より)
Open Data HIGASHI-MIKAWAでは、いろいろなデータが掲載されていますので、ぜひ皆様もオープンデータを活用してみてください。